地域連携室
地域連携室の特徴
理念
小豆島内すべての医療機関・関連施設・の福祉・医療・保健事業との連携を強化し、地域の皆さんの「安心して最期まで住み続けられる生活」を支える医療を提供します。
目的
地域の皆さんに寄り添い、切れ目のない継続的な医療・看護ケアの提供をめざします。
仕組み
島内の開業医(かかりつけ医)から小豆島中央病院へ。小豆島中央病院(かかりつけ医)から島外の病院・施設へ。島外の病院・施設から小豆島中央病院へ。小豆島中央病院からご自宅(在宅医療)へ。小豆島中央病院から関連施設へ。
患者さんの状況に応じて、小豆島中央病院で実施できる医療を提供すると共に、高度医療の必要な患者さんには、ご希望の病院を紹介します。島外から帰島されたい患者さん転院や受診の相談にも応じます。また、救急患者さんの救急搬送体制の支援や、病気療養に伴う日常生活の相談などにも、医師・看護師・社会福祉士が中心になって対応いたします。
地域連携室の活用
地域連携室では、さまざまな機能で、地域住民の皆さんのお力になります。
- 1、島内外の医療機関との対応窓口として「医療機関との医療連携」を行います。島外の大病院にかかりつけ医の紹介がなく受診する場合は、「選定療養費」最大:5,400円がかかります。 なるべく「かかりつけ医」に紹介状を作成してもらいましょう 。その際、診療予約や検査予約を行います。また、帰島される患者さんの受け入れ対応をしています。
- 2、島内外の医療機関からの診療・検査予約受付・緊急患者受け入れの窓口として各種予約と救急患者さんの受け入れ対応をしています。
- 3、医療福祉についての相談窓口として、困っていることの相談を受けアドバイスさせていただきます。
こんな時は、遠慮なくご相談ください。
- ・治療費や入院費の支払いの事で困っている
- ・退院後の事が心配だ
- ・介護の相談に乗ってほしい
- ・介護保険制度や手続きがわからない
- ・身体障害者手帳の申請手続きについて知りたい
外来紹介患者さんのFAX予約について
医療機関からFAXによる診療・検査予約を行うことができます。
※医療機関からのお申し込みに限らせていただきます。
当院専用の申込書に必要事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。 診療日に関しては、外来診療予定表を御参照ください。
診療予約について
検査予約について
外来診療予定表
受付時間:平日8:30~17:00
FAX送信先:0879-75-1198
※当日の診療予約はお取りできませんので、各診療科、または地域連携室へお問い合わせください。
退院後の生活に不安をお持ちの皆さんへ
当院・地域連携室には「在宅療養・訪問看護」部門があります。 担当の医師や訪問看護師が患者さんのご自宅にお伺いし、日常生活を支援いたします。 ご希望の方は、地域連携室の社会福祉士にご相談ください。
地域連携室
TEL:0879-75-1197
FAX:0879-75-1198
担当者
浅井(副室長)・藤岡(MSW)・日向(MSW)・川﨑(MSW)・谷(MSW)・中田(MSW)
受付時間
月曜日~金曜日(年末年始、祝祭日は除く)
午前9:00~17:00
地域連携室の定義
地域内の医療機関(病院、診療所など)がそれぞれの役割(機能)を分担・発揮し、おたがいにスクラムを組んで、患者さんや住民の皆さんの健康と福祉を支えていく仕組みを擦り合わせて質の高い医療とケアを効率的に提供する。
地域連携の目的
地域の医療機関・保健・福祉サービス機関と連携して、患者さんが安心して切れ目のない医療・看護・介護サービスを受けられるよう支援・調整することを目指しています。
職員構成
地域連携室長 山口真弘(院長)
〃 副室長 浅井美由紀(看護師)
社会福祉士 藤岡小百合・日向未沙子・谷峰穂・川﨑一寛・中田祐哉
訪問看護師 中川貴美公・城ひでみ・黒島ゆかり・岡田智恵美
地域の皆様と医療をつなぐ・・・地域連携室の役割
小豆島中央病院と他院・他施設をつなぎ、患者さんがスムーズに医療機関へ受診・入院できるように、また医療機関からスムーズに退院・転院できるように、医療機関、介護施設をはじめ、行政や福祉に関わる多くの施設をつなぐ役割を担っています。
特に島内医療機関の先生方や施設職員の方、介護福祉関係者など多くの方々とは、顔の見える関係作りに努めています。
また、この連携を成功させるには、院内連携も欠かせません。
地域連携室には、院内連携の推進部署としての役割も求められ、院内の潤滑剤的な存在部署です。
その他、患者さん、家族の療養生活上の相談窓口の役割もあります。
- 小豆島内外の病院・診療所・介護施設・福祉施設や行政機関などそれぞれ異なる機能間の連携を調整するコーディネーターの役割
(切れ目のない医療・看護・介護の提供) - 患者・家族の抱える経済的・心理的・社会的問題の解決に向けた相談、援助
- 地域医療連携の推進及び地域医療への貢献
業務内容
前方連携
- 当院への紹介・予約の受付(FAX受付)
- 当院から他院への逆紹介(診察予約申込)
- 連携実績の把握
(紹介実績の確認・紹介状・返書などの管理) - 島内外医療機関・施設との連絡調整
- 「かかりつけ医」の紹介
- 広報活動(地域連携協議会開催、異動医師の紹介、外来診療変更の周知など)
- K-MIXの公開設定
後方連携(医療福祉総合相談)
- 支援(転院・在宅支援・施設入所など)
- 医療費の相談
- 社会保障制度の説明(介護保険・福祉制度など)
- 行政機関との連絡
- 関係機関相談担当者からの連絡窓口
- その他の介護相談
在宅診療部門
- 訪問診察:主治医制
患者さんの主治医が直接訪問診察することで生活スタイルを理解した上での個別の在宅療養支援が可能 - 巡回診療:島内の無医地区の公民館で定期診療
病院から離れた地域の皆さんが診療を受けられるよう定期的に予約制で実施。医師・看護師が島内5か所へ巡回しています。
- 訪問看護
地域住民が、住み慣れた地域で、最期まで暮らし続けられるよう小豆島全体をエリアとして、医療保険・介護保険適応で患者様の希望に寄り添って訪問看護を実施しています。
専門的な相談には、緩和ケア認定看護師やガン性疼痛認定看護師との協働で在宅療養における支援と看取りの充実が図れています。
小豆医療圏地域包括ケア連絡会
当院の地域連携室が中心となり、院内外の多職種連携が深められています。
小豆島では、地域包括ケアシステムにおける「小豆医療圏地域包括ケア連絡会」が発足し、両町行政、郡医師会、地域住民の皆様と共に、医療のみならず介護、健康づくり、元気高齢者、住まいの5本柱の総合的かつ一体的なサービス提供と関係機関の連携強化に取り組んでいます。
その中心的役割を担うのが小豆島中央病院です。
この役割を果たす上で重要な事は、人材確保です。
私達は、生涯現役を目指して、40歳以上のセカンドキャリア開発を目指す方にも、是非戦力として参加していただきたく思っております。
高齢化率41%と、全国よりも20年以上進んでいる将来の「日本の縮図」のようなこの小豆島の地において、看護の専門職として、地域包括ケアシステムに基づく継続看護を体験すると共に、皆様のスキルを発揮してみませんか?